アメリカンフットボール日本選手權第63囘ライスボウル

地力の差でディアーズが勝利。
ディアーズはカイザースのRB藤森とQB原口の足を完全に封じ込めた。ランプレイ主體のカイザースが走れなければどうしようもない。LB牧内を中心とした強力なディフェンス陣は素晴しかつた。オフェンスに於ては、RB丸田がマークもきつかつた樣で目立たなかつたが、代りにRB曽根がよく走つてゐた。1TDで終つてしまつたのが不思議。
カイザースは前述のとほり走れなかつたのがきつい。時折いゝパスが通るので波に乘れるかと思つたのだが、ディアーズはそんなに甘くなかつた。ディフェンスに關しては大健鬪。「強い」ディアーズに對して良く守つた。
毎年思ふのだが、社會人は「強い」ね。少々のタックルでは中々倒れない。


カイザースのパスをディアーズインターセプトしたはずが、カイザースのパスインコンプリートとされたのが特に印象に強かつた所爲だらうか?――レフェリーの技術に多少の疑問を感じたのは殘念だつた。