坐席に坐らない乘客

雨の日は職場の最寄驛から自轉車に乘れない*1爲、普段乘る電車より1本早い電車で通勤してゐます。
今朝は豪雨だつたのでその1本早い電車に乘つたのですが、いつもの雨の日以上に大變な混雜です。私が乘つた時は坐席も全て埋つてをり、立つてゐるだけでもぎゆうぎゆう詰の状態でした。が、某驛で席に坐つてゐた乘客(2人)が降り席が空きました。當然空いた席に誰かが坐るだらうと思つてゐたところ、誰も坐らうとしません。結局誰も坐らない儘次の驛に到着しました。
何故誰も坐らなかつたのか?多分その席周邊の人達は「どうせ次の驛で降りるのだから立つた儘でいゝ」と思つたのでせう。事實次の驛で降りて行きました*2
でもさ、坐らなかつたら立つてゐる人達はぎゆうぎゆう詰の儘なのですよ。さう考へたら譬一驛の間でも坐る方が親切でせうに。
ぢやあ何でお前が坐らなかつたのかつて?私が其處へ辿着く爲には何人もの乘客を掻分けなければならないから――近くの人がすつと坐るのが合理的なのですよ。

*1:私は傘差し運轉が出來ない。

*2:「次の驛」は縣内で最も乘降客が多い。