猿以外のこと

上記のやうに、他人の事情や都合も考へる自分を想像して悦に入つてゐるSuckyさん。さぞご立派な方なのだらう――嫌味――と考へ、私は次のやうに返した。

斯樣な嫌味を言へる七鍵さんが異常なだけ。

まあ正直不愉快だつたし、「羨ましい」だとか「樂だらうなと思ふ」とか意味の判らないことばかり言つてくる相手だつたから、心からのお願ひではあつたのだが、それに對し、他人の事情と都合を考へる人間を自称するSuckyさん、こともあらうに以下のやうな返答をしてくる。

何も私は「否定するな」とは言つてゐない――それ以降も一切言つてゐないのだが、Suckyさんは私が否定されたことに不滿を表明してゐるやうな論調を押しすすめてゐる――、「面白可笑しくないとわざわざ指摘をしてくるな」とお願ひをしたのである、それをSuckyさんは、七鍵を貶めるためだけにこゝまで話をねぢ曲げたわけだ。

慥かに七鍵さんは「Suckyに否定された」と直接言つてはゐない。では何故「面白可笑しくないとわざわざ指摘をしてくるな」とお願ひをしたのか?――不愉快に思つたから。何故不愉快に思つたのか?――七鍵さんの「面白可笑しい」と云ふ感覺をSuckyが否定したと七鍵さんが思つたから。かう思つてゐなければ不愉快に思ふことはないのである。

これを受けて、當り前だが、私はSuckyさんを「讀解力がない人」と見做して話を打ち切つた。讀解力のある人とであれば、何とかまだ意思疏通はできる。が、こゝまで讀解力がないと話にもならない。念のため、次のやうに叮嚀に會話を打ち切つた――この後もご存知の通り、何だかんだといちやもんをつけてきてゐるのだが。

誰かに解説して欲しいのだけれど――

ちなみに。前囘書いた「可笑しいと感じる位相が違ふ二人は、」以降の文章は、他人のことを考へず、自分の都合だけを考へてゐる生活は樂だらうなと思ふ。と仰られてゐたSuckyさんなら解つていただけるかと思ひ、お願ひをしました。たゞのお願ひですし、意見をいへば否定的な意見を受けることがあることも知つてゐます、氣になさらないでください。Suckyさんがさうするやうに、私もSuckyさんの性格を觀やうとしただけです、いま私はSuckyさんのことを自分本位な人だと觀てゐます。

Suckyさんへ(2)へのご意見・ご感想

これを讀み、七鍵さんが何故「Suckyが自分本位であると思つてゐる」のか易しく教へて。もしかして他人のことを考へず、自分の都合だけを考へてゐる生活は樂だらうなと思ふ。と私が言つてゐるから自分本位だと言つてゐるのだらうか?だとしたら、七鍵さんの讀解力が足りないことをこゝでも示してゐるだけ。

すると、以下の傲慢不遜な、讀解力がない自分の讀者に對してだけにまかり通る勝利宣言。

私の相手をすることに厭きたやう。では最後に七鍵さんに忠告して終りにしよう。

私のあの發言が勝利宣言とは――あれを勝利宣言と云ふ人は中々ゐないよ。七鍵さんが勝負に拘つてゐるからこそ言へる言葉。さらに御叮嚀に「またきた、女々しいSuckyさんへのご意見・ご感想」を書く。これでよくも私は自身の論の勝敗など氣にもしてゐないなんて言へるものだ。
因に自分の讀者つて何?不特定多數に公開してゐるので自分の讀者なんて私が決めることはできないのだが。

私には私の事情がありわざと説明をしてゐなかつたのだが、こともあらうに、他人の事情や都合を考へられる人間だと自身を言ひふらして悦に入つてゐるSuckyさん、七鍵の事情など一切おかまひなしに自分勝手な主張を七鍵に對して繰り返す。

他人の事情や都合を考へたことがない人だからこそ言へる科白。
こんなことを解説するのも馬鹿馬鹿しいが――「他人の事情や都合を考へる」とは自分が相手の立場になつた場合どう思ふかを想像することだ。他人の考へてゐることが解るわけぢやない。私は自分の發言についてどう云ふ意圖か説明できるから、七鍵さんが説明しない事情なんて解るわけがない。

私は早々に、「まあしかし、話をおもしろおかしくしようと仔細を後囘しに書いたのが拙かつたのかと、多少反省の餘地がないでもない。」と自身にも非があつたことを認めてゐるのである――「羨ましい」だとか「樂だらうなと思ふ」とAでもBでもCでも取れるやうな文章を書くSuckyさんに對し多少言葉に含みを持たせてはゐるが。

仔細そのものが拙いと言つてゐるのに、後廻しにしたことについて非があつたと認めてゐると自慢されても――的外れなことを公の場で恥かし氣もなく言ふ七鍵さん。
七鍵さんは「おもしろおかしく」と書けば何を書いても許されるとでも思つてゐるやうだ。倖田 來未も面白可笑しく「羊水が腐る」と言つただけなのにね。
「羨しい」について未だ説明してゐなかつたが、これは敢てどうとでも取れるやうに書いたのだ。そのまゝ受取ればどうしようもない人、皮肉と受取れば自分が間違つたことを言つてゐると解つてゐる人――尤も七鍵さんは私の豫想とは遠く離れた反應を示したのだが。